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趣旨
ここでやってたことのつづきなんですが…。 映画だけでなく美術や舞台芸術、いろんなアートについて書いていきたいです。 つけては途切れ、長いブランクがあってまた始まり…といった気まぐれな日記ですが、まぁよろしく。 *参考リンク* jaja(わたしの本拠地) reckless lectrice(本,DVD,CDなど) jajaの映画のページ(昔の記事) *****おことわり***** 半角英数記号のみのコメント、トラックバック、およびこのブログ( http://jaja.exblog.jp/)へのリンクが元記事に存在しないトラックバックは、受け付けない設定になっています。スパムよけのやむを得ない措置なので悪しからず。 基本的にコメント、トラックバックは大歓迎です。上記設定にご注意のうえ、見知らぬ方もどんどん書き込んでくださいね! カテゴリ
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陰鬱なアルモドバル。ゲイの愛憎物語、犯罪物語や少年の成長物語のかたちを借りながらひどく混乱した悲痛な喜劇…。
『海を飛ぶ夢』と同じ日に見て、おなじスペインのガリシア地方なども舞台になっているのですが、こちらは、アルモドバル本来の真摯なまでの不器用さ、あるいはぶきっちょなまでの真情が出ましたな…。痛々しいまでに滑稽な私映画という感じでした。 アルモドバルというひと、前作の『トークトゥハー』Hable con ella (2002) とか『オールアバウトマイマザー』Todo sobre mi madre(1999) みたいにすっきり構成されて筋の通ったウェルメイドな映画つくるときと、コメディなのに笑っていいのやら顔しかめていいのやらわからないような陰鬱な、あるいは混乱した(シゾイドじみた?)映画つくるときとがあって、わたしは前者ももちろん好きだけど(見てるとホッとするので)、後者の作品群(『バチあたり修道院の最後』Entre tinieblas (1983) 『神経衰弱ぎりぎりの女たち』Mujeres al borde de un ataque de nervios (1988) 『キカ』 Kika (1993)など)も、見ていてなんだか非常に居心地悪いけれど凄く惹かれるものがあるのです。(むしろそちらから入ってることもあってそれが本来のアルモドバルの魅力ではないかという気さえする)。 それと、こないだ『コーラス』見たばかりということもあって、こちらの邪悪さと比べれば、あちらがなんとナイーブで脳天気に思えてきてしまうことか!あちらよりもずっと高いキーの出る美声のボーイソプラノの「ムーンリバー」とか、神父らと少年たちの混合チームのサッカーとか、なによりもひどく俗悪で残忍な響きのする「キリエエレイソン」とか…〔主よ我を憐れみたまえ…キリエは『コーラス』のような不良が集まっても善意に支配されている閉域ではなくむしろこういうおぞましい(貴族的尊厳と他者を奪い尽くす愛との)閉域で歌われるべきではないのか?〕。主人公の二人の青年、そのうちの一人のまったく似合わない女装、なんで似合わないのにそんなことするようになったかを遡る似てない/偽装する兄弟…このあたりのモチーフは『インファナルアフェア』のノワールさにも通じるところがあるかな。しかしこちらの色はあくまで(“ゲイ”本来の意味のように)明るく、デヴィッド・ホックニー(映画A Bigger Splash (1974)とか、あるいはセザンヌあたりの印象派を思わせる光と影、こういうのってけっこう陳腐な話なんだろなと思いつつ、笑うしかない不気味さに覆われています。 Directed by Pedro Almodóvar Cast Gael García Bernal .... Ángel/Juan/Zahara Fele Martínez .... Enrique Goded by jajaneco | 2005-04-28 02:04 | スペイン語の映画
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